幸せな結末(約4,500字/エブリスタ)

ジュニア向けノベルの人気シリーズの作者は、最終巻の結末を考えるのに四苦八苦していた。 人気キャラクターのタクとユウ、彼らが納得する結末とは? 自問自答を繰り返し、物語と真剣に向き合う作家のお話。[…]

灰と空とパープルピンク(約5,300字/エブリスタ)

彼との食事の約束がうれしい「私」は、若者の間で流行していた「天使メイク」に挑戦する。 しかし職場の先輩からの「今日のメイクどうしたの?」という一言で、我に返る。TVCMの魅力に抗えずにカラーパレットを買ってしまった自分を恥じる。その上肝心の彼からは容姿を褒められることがなかった。 ところが、翌日出社すると、思わぬ事態が待っていた。 メーキャップをめぐるオンナゴコロのお話です。[…]

メッセンジャー(約28,000字/カクヨム)

この世とあの世の境目で、彷徨うことになった死者たちが、現世に残した未練を探して生前愛した者たちを見守っている。未だ生きている誰かのため、本当に伝えたい言葉を見つけたとき、たったの一声・一度きり、「声」を聞かせることが出来るという。それを成したとき、彼らは消える。死者の渾身の「声」にまつわる連作短編、全5話。[…]

むしゃくしゃ(約10,000字/カクヨム)

訳あり刑事の「俺」。今日も事件を捜査する。ただし、デスクワークで。「地図が追いかけてくる」という供述が頻出する殺戮事件。複数人の調書をたどり明らかになるのは、思ってもいない真実だった。(第3回星々短編小説コンテスト一次選考通過作品を加筆修正)[…]

Seventh(約60万字/小説家になろう)

異世界転移ハイファンタジー。元いた世界から突然呼び寄せられた4人の男女は、異世界で史上最悪の「魔女」を打倒する使命を与えられる。 有無を言わせず授けられた手に余る力を前にして、それぞれが悩み葛藤しながらも、誰かのために命を懸ける意味を見出してゆく。[…]

あと少しでユートピア(約4,500字/カクヨム)

多くの職種がAIによって奪われてしまった日本人は胡麻摺りに奔走していた。「人工知能要因就労不成就補助金制度」という法令に振り回される人々について書いたユーモアSF短編小説。(カクヨムコン9WEB短編賞 エンタメ総合部門 中間選考通過作)[…]

地下倉庫の独裁者(約5,300字/note)

幼い頃のトラウマからトイレットペーパーに恐怖心を抱く一人の男が、日本中のトイレットペーパーを社会的&物理的に駆逐して、心身の安寧を得ようとする。第2回カモガワ奇想短編グランプリ最終候補作。[…]

箱がひらくとき(約10,000字/PIXIV)

少子高齢化が進行した日本では、高齢者医療にかかるコストを減らす目論見の臨床試験が行われていた。切り離した精神をVR世界に転移させ、残った肉体を処分するねらいだった。量子力学における思考実験をヒントに創作したSF短編小説。日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト2024(さなコン2024)最終選考作品。[…]